共に行動すると心が解ける(美女と野獣を初めて見たよ)
こんにちは。まなびとりです。
先日金曜ロードショーでアニメ版の「美女と野獣」が放送されていましたね。
恥ずかしながら僕は子供の頃から見た事がなかったんですよね。
ここでは初めて見た感想を書きます。
ただ見た感想で「楽しかった 流石歴史的名作だわ」と終わってもいいのですが,ここは
「ヒロインのベルに心を奪われて 徐々に心を開いていく」ということに
注目したいと思います。
よろしくお願いします。
物語を見て思ったことは
苦しんでいる人ほど他人に辛く当たってしまう
ということです。
作品では野獣の描き方が少しずつ変化していきました。
最初は人を近づけない雰囲気を出していた野獣で誰も近づけず,召使いにすら当たり散らす始末です。
よくもまぁ 召使い達も根気よく長年もお世話したなと感心してしまいました。
そしてヒロインのベルと出会うわけですが 最初はうまくいかずに強い口調が抜けませんでしたね。
野獣がそんな強い口調なのでヒロインのベルも反発してしまいました。
その後ある事件をきっかけにお互いに認め合っていきます
○一緒に雪合戦をしたり
○一緒に本を読んだり
○ご飯を一緒に食べたり
何気ない関わりから最後には互いに惹かれ合い,「本当の愛」を見つけていきます。
その時には 野獣の心もすっかり解けていて
物腰も柔らかくなっていましたね。
めでたしめでたし。
さて
この野獣やヒロインのベルの心が氷解するような変化って
子供達もそうなんじゃないかなと思うんです。
特に 「大人に心を開けなくなった子供」に当てはまるのではないのでしょうか。
小学校で勤める中では
子供達が様々なことが理由で大人に対して心を閉ざしてしまうことがあります。
○虐待
○ネグレクト
○親代わりに全ての子育て
○親の不仲
などが当てはまります。
現在では,子供達は親に甘えようにも親はスマホ📱に夢中だったりするもの一つの問題になりがちな気もします。
何人か「家が楽しくない」と言っていた児童にも出会ってきたので
子供達全員が自粛ヤッホイではないのです。
話がそれました 戻します。
そして,心を開いていない状態だとどうしても
○誰かに強い口調で当たってしまったり
○物に当たってしまったり
○友人?の声も届かなかったり
することがあります。
しかし 本当は「しっかり僕たちのことを見て!」と言っているんです。
学校でよく暴れる子供達ほど 「先生!先生!」と何度も執拗に面倒くさいくらいにアピールしているのは
自分のことを受け入れて!と懇願しているんだと思うのです。
逆に必要にアピールする方がまだマシで
死んだ魚のような目で学校に登校し
何もアピールせずに
ただただ黙黙といい子ちゃんを続けるタイプの「心を失った野獣」もいます。
教師側から見ると 一見すると優等生に見える場合があるので
注意が必要です。(昔の僕はこっちタイプ)
では そんな心を閉ざした子供にはどうするか。
それは「共に行動し受け入れること」です。
相手の思っていること 考えていること 嫌なこと したいこと わがまま ・・・・
全て一回受け入れていくことが大切だと思います。(共感と需要とか言ったりしますね)
ヒロインのベルだって最初から全てを受け入れていたわけではなく,最初は野獣のことを拒絶していました(野獣の態度に大きな問題がもありますが)。
しかし,共に行動するなかで 少しずつ受け入れていったと考えられます。
教師と子供としての関係の中で共に行動する場面は
○中休み
○昼休み
の遊びの時間がすぐに思いつきますが…今のシステムでは
○朝の会
○帰りの会
○給食時間
○掃除時間
そして
○授業時間
全てが子供達と共に行動する時間です。
この時間を生かして 子供達の良いところをたくさん見つけて たくさん認めて たくさん許して
互いに信頼する関係を築き上げていこうとおもいます。
みなさんも見たことのない人は
「美女と野獣」
この自粛期間に見てみてくださいね。
実写版もあり
ご精読 ありがとうございました。